2012年01月28日

雲を眺めに逗子海岸 013(635)2012.1.28(土)

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(シグマSD15、17-50ミリ、ISO50、F8.0、焦点距離28mm/35mm換算)




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(シグマSD15、17-50ミリ、ISO50、F5.6、焦点距離28mm/35mm換算)

雲の多い夕暮れだった。
薄雲の背後に、月がぼんやりとかすんで見えた。
闇がおりてくると、雲がすこしずつ消えてゆき、
60度ほどの高さに月が、30度あたりに金星が、輝く。

大寒/次候(71候:1月25〜29日)
沢水、氷つめる
日の出  6:44(前日  6:45)
日の入 17:04(前日 17:03)
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雲を眺めに逗子海岸 012(634)2012.1.27(金)

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(シグマSD15、17-50ミリ、ISO50、F4.0、35mm換算51mm)

歳をとることの最悪(最良)は、独り言が多くなることだ。
それも、気づくと、こころのなかではなく、実際に口にだしている。
この日、海岸へ出てまず口をついてでた言葉が、「むむっ、怪しすぎる」だった。

明るいのか暗いのか、定かでない。
打ち寄せる波の距離感がつかめない。
赤いのか、オレンジなのか、わからない。
ことごとく、怪しい。

打合せで東京へ行かなくてはならず、もたもたしていられないのだが、
もたもたしている。
こういう夕暮れは、ほんとうに、楽しい。
自分の思い込んでいる地球のイメージが、転覆してしまう時なのだ。
大寒/次候(71候:1月25〜29日)
沢水、氷つめる
日の出  6:45(前日  6:46)
日の入 17:03(前日 17:02)
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2012年01月25日

雲を眺めに逗子海岸 014(633)2012.1.25(水)

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(以上、シグマSD15、17-50ミリ)

さすがに今日の海岸は、凍てつくような寒さだ。
途中、大粒の雨が落ちてきた。霰かもしれない。
箱根・伊豆山系の稜線がくっきりと朱にそまり、まさに冬の夕空だ。

気づけば、大寒の次候に入っていて、日の入りも午後5時を越えた。
寒さの底にいるが、やがて行きつ戻りつしながら、春がやってくる。
寒い冬は、ひとしお、春が待ち遠しい。

大寒/次候(71候:1月25〜29日)
沢水、氷つめる
日の出  6:46(前日  6:47)
日の入 17:01(前日 17:00)
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2012年01月22日

〈宮古ちっくライフ〉イベントのお知らせ!

★会期中、このお知らせは、ブログのトップに置きます★

今週末に(1/20〜22)、宮古島のイベントが、東京・新宿で開かれます。
〈宮古ちっくライフ〉と題して、音楽や語りあり、feuwaxの手作り
キャンドルをはじめとする雑貨販売あり、もちろん、宮古フードありと
盛りだくさん。

また、わが友人の写真家・和田剛さんも、会場でポートレイト撮影を
おこなう「出張写真館」で参加します。私の『孤島の発見』も、
販売していただけるそうで、楽しみにしています。寒い冬に、
宮古の暖かい風を浴びに、ぜひ、おでかけください。


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posted by サンシロウ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ★編集日記

2012年01月18日

雲を眺めに逗子海岸 013(632)2012.1.18(水)

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(2012年1月18日撮影/シグマSD15、17-50ミリ/ISO50/F5.6/28mm)




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(2010年1月18日撮影/ニコンD90)




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(2009年1月18日撮影/ニコンD90)




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(2008年1月18日撮影/ニコンD200)


きょうも、雲の多い夕暮れ。
海はおだやかで、浜辺は人も少なく、ひっそりとしている。

気まぐれに、むかしの写真をひっぱりだしてみる。
2010年、2009年、2008年の写真を眺める。
まったく記憶していない。
もちろん、すべて記憶していたら、おかしい。

その日は、いったいなにをしていたのだろう。
夕方、写真を撮っていたことだけは確かだ。
淡々と、きょうも暮れてゆく。
小寒/次候(69候:1月16〜20日)
キジ、はじめて鳴く
日の出  6:49(前日  6:50)
日の入 16:54(前日 16:53)
posted by サンシロウ at 20:22| Comment(2) | TrackBack(0) | ★雲を眺めに逗子海岸

2012年01月17日

雲を眺めに逗子海岸 012(631)2012.1.17(火)

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(シグマSD15、17-50ミリ/ISO50/F8.0/42mm)




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(ニコンD90、プラナー50ミリ/ISO100/F2.8/75mm)



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(シグマSD15、17-50ミリ/ISO50/F4.0/39mm)


雲の多い夕暮れだが、夕陽を照りかえして赤銅色に染まる海が美しい。
足もとからしんしんと冷え込むが、寒さはそれほど感じない。
風がないせいだろうか。

折りたたみ椅子に座って、闇が降りてくるのを眺める。
薄い雲のむこうに、金星がぼんやりと浮いていた。
小寒/次候(69候:1月16〜20日)
キジ、はじめて鳴く
日の出  6:50(前日  6:50)
日の入 16:53(前日 16:52)
posted by サンシロウ at 19:27| Comment(1) | TrackBack(0) | ★雲を眺めに逗子海岸

2012年01月16日

『ダーク・スター・サファリ』発売、間近!

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とうとう『ダーク・スター・サファリ』の見本があがってきた。本文のページ数は、
696ページで、厚さ5センチ! 弁当箱とくらべても、遜色ないが、本文用紙にOK
アドニスラフという紙材を使っているので、見かけよりかなり軽く仕上がっている。

装幀に関しては、英治出版のユニークな方針もあり、シリーズ本ではあるが、あえて
仕様を統一しないで、それぞれの本の内容にふさわしい造本を追求している。

第一弾のブルース・チャトウィン著『ソングライン』、第二弾のニコラ・ブーヴィエ
著『世界の使い方』、そして今回のポール・セロー著『ダーク・スター・サファリ』
(以下、『サファリ』と略す)は、みな、判型がちがう。

それでいて、しっかりシリーズの統一がとれているのは、装幀を担当していただいた
大森デザインオフィスのおかげである。


編集をしていて、つくづく感心したのは、翻訳家のご苦労というものだ。仕事だから
当たり前だと言われそうだが、来る日も来る日も訳出作業や調べ物にあけくれ、問題
のある箇所では、数行訳すのに何時間もかかることがあるにちがいない。今回、翻訳
家の北田絵里子さん、下村純子さんには、とても丁寧な仕事をしていただき、大いに
勉強になった。

また、よくお客様は、一冊の本を手に取って、「これは、安いな」とか「なんで、こ
んなに高いんだ」と価格についてあれこれ感想を抱くが、翻訳書が一冊世に出るには、
原著者の執筆からはじまり、翻訳、編集、校正、装幀、印刷、販売、広告といった複
雑な工程を経ており、そのあたりが理解されないためだと思う。今回の『サファリ』
は、むしろ私などは、安すぎる(定価2,940円)と感じるが、まあ、我田引水かもし
れない。

さて。
『ダーク・スター・サファリ』だ。

著者はかつて、アフリカを支援したいという気持ちから、マラウイで学校の教師をし
ていた。ふたたび、その思い出の地を旅しようと思い立つ。日々の暮らしが少し煮詰
まってきた作家にとって、旅は、つねに人生の手応えを感じさせてくれるものなのだ。


   誰とでも、いつでも確実に連絡がとれる世界など、恐怖そのものではないか。
  そう思うと、まったく連絡のつかない場所……電話もファクシミリも、郵便配達
  さえもない、古きすばらしき世界を見つけたくなった。音信不通でいられる、遠
  く離れた場所を。
   スワヒリ語の〈サファリ〉は〈旅〉を意味する。動物とは関係がなく、誰かが
  〈サファリに出ている〉といえば、とにかく出かけていてつかまらず、音信不通
  ということだ。
   アフリカで音信不通になるのは、まさに私の望むところだった。


この旅の途上で還暦を迎えた作家にとって、誰もが肯定的に言う「つねにつながって
いる世界」は、おぞましいものであり、その齢に近づいた私にも、その気持ちは痛い
ほどよくわかる。そんなにつながっていて、いったい、何をしたいのか、と。

旅は、ほんとうの旅というのは、じつに孤独なものだ。

その孤独な旅というものが、いかに人を内省させるか、というのは興味深い話である。
日常生活の人間関係は、多かれ少なかれ、利害関係というものにからめとられており、
われわれはどこかで人との関係を値踏みしている。

だが、旅へでると、人は色眼鏡を知らぬまに外している。見知らぬ町の魚屋のおじさ
んは、魚を売りつけようとしている人間ではなく、その土地で生き抜いてきたひとり
の人間として立ち現れてくるのだ。だから、われわれは、そのひとりの人間をくもり
ない目で見つめ、ひるがえって、自分の生き方を考える。

ところで、作家というのは、人一倍、人が好きなのに人間嫌いともいうべき人種にち
がいない。『サファリ』を読んでいると、そんな気がして仕方ない。それはおそらく、
人が好きなゆえに、人に裏切られることが堪えがたいという性向からくるのではない
か。たとえば、『サファリ』にこんなくだりがある。


   料金徴収係の十代の少年は、国境を発ってからずっと、私のことを〈白人(ム
  ズング)〉と呼びつづけた。取るに足らない嫌がらせだと、最初は無視していた。
  だがその若造は図に乗って、チェワ語でこう訊いてきた。「なあ白い人、どこま
  で行くんだ?」(中略)
   若造がいっこうに態度を改めないので、ついに私はーー悪路を行く、暗くて臭
  いぎゅう詰めのミニバスの中でーー面と向かって言った。「君も〈黒い人(ムン
  トゥ・ムダ)〉と呼ばれたいか?」
   若造はとたんにしゅんとなって、むくれた。ミニバスはどうにかこうにか前進
  しつづけた。私はまだ若造と向かい合っていた。
  「ところで、君の名前は?」
  「シモン」
  「よし。〈白い人〉呼ばわりはやめてくれ。そうしたらこっちも〈黒い人〉とは
  呼ばない。私の名前はポールだ」
  「ミスター・ポール、どこまで行くんですか」シモンはしおらしい口調で言った。
   だが、どこへ行くのか、自分でも決めていなかった。


還暦を迎えた作家が、孫のような若者と、真摯にやりあっている姿に、おもわずにや
りとしてしまう。どんな世界にも、いいやつと悪いやつがいる。だが、われわれは、
ひとりひとりの人間と真摯に向き合う必要があり、「アフリカ人というのは・・・」
「日本人というのは・・・」という紋切り型の見方は、人の目を曇らす悪癖だ。セロ
ーは、だれにでも(人の言うことをまともに聞く人間であるなら、という条件はつく
が)きちんと接しようとしている。

セローは、エジプト・カイロから南アフリカ・ケープタウンへの陸路を縦断しながら、
じっくりと、「人」と対面してゆく。アフリカ出身の作家、政治家、首相、タクシー
の運転手、娼婦、船員、車掌、そして、つねに毛嫌いしている国外の支援団体の人々、
あるいは、宣教師たち・・・。上からでも下からでもなく、対等にわたりあって。発
砲されたり、ぎゅう詰めのバスで事故にひやひやしたり、まとわりつく娼婦や強盗か
ら身を守ったり、ハイエナや蛇に襲われないようにしたりして、「安全な観光ルート
を選ばず」、おもいのままに道行きを楽しんでゆく。

700ページの、長い、あまりに長い道のりを読み進むうちに、私たちは、自分の周囲に
ある日常風景がぼやけてきて、セローとともにアフリカの地をともに旅している錯覚を
覚える。そうなのだ。読書もまたひとつの旅であり(もちろん、自分の足で踏破する
ほうがいいに決まっているが)ひとつの人生の経験であると言えよう。

おいそれとは行けない遠いアフリカ大陸を、セローとともに、ぜひ旅していただきたい。


posted by サンシロウ at 01:49| Comment(1) | TrackBack(0) | ★編集日記

2012年01月15日

雲を眺めに逗子海岸 011(630)2012.1.15(日)

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(シグマSD15、17-50ミリ/ISO50/F8/85mm)




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(シグマSD15、17-50ミリ/ISO50/F5.6/35mm)




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(シグマSD15、17-50ミリ/ISO50/F2.8/39mm)


晴天の冬空がつづいたせいか、どんよりと曇った空が新鮮だ。
海面には、小さなうねりが、戯れるように寄せてくる。
あすから、小寒も末候。
ほどなく大寒をむかえる。
小寒/次候(68候:1月11〜15日)
泉水(しみず)温かをふくむ
日の出  6:50(前日  6:50)
日の入 16:51(前日 16:50)
posted by サンシロウ at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ★雲を眺めに逗子海岸

〈ベン・シャーン展覧会〉2012.1.13(金)

仕事でお世話になっているデザイナーさんに誘われて、
〈ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト展〉
へゆく。私は名前すら知らなかったが、デザイナーさ
ん、いわく。「ベン・シャーンは、日本のイラストレ
ーターに多大な影響を及ぼした人で、日本で展覧会が
開かれるのは、20年ぶりだと思いますよ」

結論から言うと、いたく感動した。

とりわけ、ライナー・マリア・リルケの『マルテの手
記』を題材にした版画集『一行の詩のためには・・・』
の作品の前に立ったときには、動けなくなった。魂が
宿る視線に射抜かれたような、大いなる哀愁と対峙し
ているような、強烈な存在感にからめとられる。



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(『ベン・シャーン クロスメディア・アーティストー写真、絵画、グラフィックアートー』
美術出版社、2012・・・この展覧会の公式カタログ)

この作品は、ベン・シャーン最晩年の作品であり、こ
のシンプルな筆致のなかに、彼の想いすべてが凝縮さ
れているようにも感じる。

彼の作品は、絵画をはじめ、グラフィックデザイン、
写真、レコードジャケットのイラストレーション、タ
イポグラフィー、ブックデザインなど、多岐にわたり、
ふと、ウィリアム・モリスを連想してしまった。

魂の渇望を表現するために、さまざま工程に習熟し、
新しい技を発見し、つねに新たな次元を追求してゆく。
そう、かつて、さまざまな分野で人々がたずさわって
いた世界・・・職人の世界だ。

本の編集者として、私は大いに反省し、喝を入れられ
たような気がした。

というのは、現代では、1冊の本は、著者、編集者、
校正者、装幀デザイナーなど、多くの人の手を借りて
できあがる。つまり、分業化されているということだ。
そして、多くの出版社では、たくさんの部数が売れる
ように、マーケティング主導で企画を考えたり、販売
戦略を大々的に仕掛けたりする。

それを悪いとは言わないが、結果として、薄っぺらな、
魂をゆさぶらない、人を感動させない、好奇心を呼び
覚まさない本が量産される。本とは、なになのか。そ
れをもう一度、根本から考えるように教えられた一日
だった。

ぜひ足を運ばれんことを、おすすめしたい。

〈ベン・シャーン クロスメディア・アーティストーー写真、絵画、グラフィック・アートーー展〉

 開催期間:神奈川県立近代美術館 葉山 2011年12月 3日〜2012年 1月29日
      名古屋市美術館       2012年 2月11日〜2012年 3月25日
      岡山県立美術館       2012年 4月 8日〜2012年 5月20日
      福島県立美術館       2012年 6月 3日〜2012年 7月16日


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2012年01月14日

雲を眺めに逗子海岸 010(629)2012.1.14(土)

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(シグマSD15、17-50ミリ/ISO50/F2.8/85mm)




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(シグマSD15、17-50ミリ/ISO50/F4.0/73mm)




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(シグマSD15、17-50ミリ/ISO50/F5.6/28mm)


夕空に、墨汁がにじんだような雲がたなびき、
春の気配がする。
ほんのときたま、右の頬に、ひやりとする微風があたる。
北風だ。

とうとう日の出の時刻が早くなりはじめた。
夜の季節がおわり、昼の季節がはじまる。
とはいえ、きょうで、日の出から日没までがちょうど10時間。
夜は14時間。まだまだ夜が優勢だ。

小寒/次候(68候:1月11〜15日)
泉水(しみず)温かをふくむ
日の出  6:50(前日  6:51)
日の入 16:50(前日 16:49)
posted by サンシロウ at 20:49| Comment(2) | TrackBack(0) | ★雲を眺めに逗子海岸